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高校生です。

私にはトラウマがあります。それは中学生の時塾の先生にセクハラをされた事です。

触られたりは無かったけど、かなり衝撃的な性情報など、それまで全然想像もつかなかったような話を聞かされました。気持ち悪いことを沢山言われて怖かったです。

やめてほしいと言っても可愛いねと何回も言ってきたりもしました。1番ゾッとしたのは、突然ギュッて抱きしめたらどうする?と聞いてきた時です。
すごく真面目な顔で言われて、えっ、って思いました。その後は先生に後ろを歩かれるのが怖かったです。今でも後ろに立たれるのが苦手です。

どうしていいか分からず、逃げることが出来ませんでした。その事をずっと後悔しています。『なぜすぐ逃げなかったのか』、『ほんとに嫌だったらすぐ逃げたはずだ』、そう思われるのが嫌だったので今まで誰にも相談出来ませんでした。

あれからもうすぐ1年が経ちますが、はっきりと覚えているし、ふっと思い出す事もあります。怖い夢も見ます。もう凄くしんどいです。これって大げさでしょうか......。
相談者:みか さん 誰にも言えない悩みの相談 2020 4/11

回答 1

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はじめまして 臨床心理シランの室です。
しんどい日々を送られているようですね。お察しします。

あなたの反応は、決しておおげさではありませんよ。そうした状況に遭遇した人なら、誰にでも起きる正常な反応ですから…。
今あなたに必要なのは、あなたを全面的に受け入れ、あなたを信頼し、あなたの話をありのまま聞いてくれる人の存在です。

当室にもトラウマを持たれた方が何人か相談に来られたことがあります。トラウマ来談者に共通していたのは、自己、他者に対する不信感でした。そして、当時の自分を許せないという怒りを伴った自虐的な感情です。カウンセラーと信頼関係を作ることで、人間不信が徐々に薄れてゆき、過去の自分と向き合い、過去の自分を受け入れ、自己信頼感覚、コントロール感覚を身につけたようです。時間はかかりましたが…。

難しい話になりますがトラウマについて少しだけ説明します。
心的外傷体験(トラウマ)は、ある意味「瞬間冷凍された体験」のようなものです。冷凍されているが故に、心はその体験を過去のものとすることができず、いつまでも新鮮なままで抱えることになります。いわば「現在に生き続ける過去」として、さまざまな心理的な機能に影響を与え続けています。心的外傷を癒すということは、その凍りついた体験を解凍し、本来の認知的枠組みの中に消化吸収していくことだと考えられます。

他人に対する過度の警戒心、対人関係における感情コントロールの困難、怒りといった症状を持ちながら、現在の人間関係をこなしていくには、それなりのソーシャルスキルが求められます。現在の人間関係に適応していくことは、結果としてコントロール感覚を増し、トラウマからの回復につながります。

自尊心を高めることが求められます。自尊心はソーシャルサポート(あなたの心を支えてくる人…家族、友人、先生、支援者など)によって支えられる部分があります。

トラウマは、一瞬にして自尊心を破壊する性質をもちます。対人トラウマの本質は、他者に対する信頼の喪失以上に、自分自身に対する信頼の喪失になります。心許せる人に、自らの過去を語り、受け入れてもらう人を見つけることです。過去を語り、受け入れてもらうことで、自尊心は少しずつ高まっていくでしょう。

また、心を癒すことです。
幸せで快適な出来事は癒し(ケア)に重要な役割を果たします。信頼できる人との関係や会話のような体験…楽しく、未来が展望できるような、積極的生き方ができるようなできごとを日常生活の中で作ることが大事です。

五感を使って心を癒すことも大事です。
目…心を癒すものを見る。朝焼け、夕焼け、海、空、花、自然、山、川、動物、植物、絵など…
耳…癒される音楽、鳥の鳴き声、せせらぎ、好きなラジオなど
舌…好きな食べ物、コーヒーや紅茶、ハーブティー、など
鼻…いい匂い、アロマ、花の匂いなど
身体(触)…服装、散歩、買い物、運動、複式呼吸、ストレッチ、入浴、ペットを撫でるなど
意識…読書、友達との楽しい会話など
回答者: さん 2020 4/12
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