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就職での長年の希望の区切り方で悩んでいます。

現在47歳で、昨年5月に16年勤めた医療系出版社を退職しました。
そこでは、月刊誌の編集部に所属していて、編集やDTP、社内のデザイン制作の業務に携わっていました。

デザインについては、27歳の時に夜間に一年間学校に通ってDTPとデザインを学びました。

その出版社ではデザインに関しては、形にさえなっていればどうでも良く、Adobeのデザインソフトもフォントも全て海賊版を使わされているような環境でした。
入った当初から志向のズレを感じていたため、そこで最大限努力して、3年経ったら転職活動をしようと決めていましたが、3年目に入った32歳の時に胃癌にかかり胃の全摘手術を受けました。

経過は良好だったため、36歳になってから改めてデザイン職で転職活動を始めたのですが、業界紙出版社での経験しかなく、非常に厳しく、山のように落ち続けました。
すぐにリーマンショックが来て、景気が回復した時には40歳をこえてしまい、更に厳しくなってしまいました。

全く受からなかったわけではないのです。
ただ、希望していたのが深夜徹夜が常態化している業界でしたので、一度大きく体を壊している身としては、またあんな事になったら…という不安から、どうしても二の足を踏んでしまいました。

その会社に残る選択肢も考えて、社長に「会社のデザイン物を全部自分にやらせてほしい」と頼んだことがありました。
しかし、「お前に任せて売上が3倍4倍になるのか?」で終わってしまいました。

その会社はデザイナーはおらず、例えば書籍を編集した担当者が表紙や本文、販促物のデザインまで全てやるという流れでした。
ですので、本当に酷いものが大量に印刷されて来るのが度々でした。それを見て「自分だったらもっと良いものができるのに…」と毎回とても悔しい思いをしていました。

自分はデザインについてはかなり頑張っていたと思います。Webは今でも非常に苦手ですが自腹でWebのスクールに通ったりもしていました。しかし、会社や周りからしたら、「勝手に頑張っているだけ」になってしまい、葛藤の毎日で非常に苦しかったのです。
しかも、病歴を当時居なかった人の前で、会議や朝礼で何度も公開されるような環境でもありました。

そんな状況だったため、どうしてもそこから抜けて、デザインに集中できる環境で数をこなして良いものを作れるようになりたいと、ずっと思っていました。

ですが、この歳になれば、ディレクション業務の経験を求められますが、私にはそういう経験もなく、結局業界紙出版社での経験しかありません。経験も実力も不足していると自覚しています。

もう何百社落ちたかわかりません。
最近落ちたところに理由を尋ねると、一番言われるのは「会社の年齢構成に合わない」というものです。

本当にそろそろ諦めて方向を変えなくては…と、やむなく今年2月に、28歳の時に取ったホームヘルパー2級を生かす方向で、特別養護老人ホームで勤めました。
ただ、そこでは利用者の扱いがあまりにも雑で胸が痛く、歳を重ねることが悲しく思えて見ているだけで辛い環境でした。
そして、何よりも本当はデザインがやりたかったという気持ちを無理に曲げたため、その心残りがとても大きかったのだと思います。
眠れなくなり、涙が止まらなくなり、排泄処理の臭いが夜に寝るまで鼻から取れなくなってしまいました。
妻から勧められて精神科を受診し、医師から退職を促され、2週間で退職に至ってしまいました。

その後、元やっていた方向で再度就職活動を続けたものの、やはり全く決まらずどうしようもなく、再び方向を変えなくてはというところに来ています。

他の方向も考えたのですが、この歳で未経験で受け入れてくれる業界はほとんどありません。
前の会社でやってきたことが他で通用しなかったため、資格を取ればどこでも通用するようになれる介護は悪い選択ではないとは思っています。
ただ、2月にうまくいかなかったのは、施設が合わなかったのか、仕事そのものが合わなかったのか判断がつかず、かなり躊躇して動けないでいます。また同じことになったら…という危惧が拭えません。
何よりも、やはり本当にやりたいこと、目指したいことがあったのに…という気持ちを切り替えることが出来ません。

前の会社を辞めてから1年2ヶ月経ち、いい加減にどうにかしなくては…と毎日毎日かなり焦っています。

今、求人に応募→結果を1週間待つ→その間に他にも出してまた待つ…ということを繰り返しています。
こんなことを続けていたらエンドレスで就職活動を続けないとならず、どこかで区切らなくては…と思っています。

どうしたら、やりたかったという気持ちを区切って次に進むことができるのか…。ずっと悩んでいます。

長々すみません。もしよろしければ、お願い致します。
相談者:サトシ さん キャリア相談 8/1

回答 2

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はじめまして 臨床心理シランの室です。

未練に執心する気持ちよくわかります。私も、かつて未練という執着に苦しんだ経験があるからです。
執着・執心…こだわりは何かを成し遂げるためには大事な要素です。
しかし、この執着は人にとって幸福をもたらすこともある反面、不幸に導くこともあります。

権力への執着は世界の政治家に見られ人間の醜悪さを醸し出しています。金への執着は時として人を欺き人間を限りなく堕落させます。また異性への執着、ときとしてストカーになることもあり、**という最悪の事態を招くこともあります。

反面、執着は、こだわりとなり、良い作品、良いものを作り出す原動力にもなります。
それは世間の職人に見られ、時として人間国宝になったりします。全て執着の人であり、こだわりの強い人です。今回の照の富士も、相撲への執着があったればこその優勝です。

目標への執着(やりたいこと、夢、理想)に対して、どこで見切りをつけるのか…。
小学生は大きな夢を抱きます。「プロ選手になりたい」「医者になりたい」「弁護士なりたい」などという夢。しかし、中学3年生になるころには、自分の学力を知り、現実を知る時、ほとんどの子どもが夢をあきらめ、自分の学力に応じた道に方向転換をします。つまり、現実を知り自分を知るからです。

かつて東大信仰という言葉がありました。東大に入るために青春を犠牲にし、10年近く受験に費やし、結局、どこの大学にも入れず人生を棒に振るような生き方になった人もいると聞いています。

私の知っている人で40代半ばまで、弁護士を目指し司法試験を目指した人がいましたが、最終的に夢かなわず、方向転換をしました。

自分を知る。現実を知る。社会を知る。会社の求めている人材像を知るということが自分の進路選択には大事な要素になります。
WEB関係やデザイナー関係は若手が主流になっています。感性や世代への共感性ということからも若手を会社は求めると思います。よほどのキャリアがあれば別ですが…。あなたの場合、幾多の不採用がそれを証明しています。残念ながら、会社が求める人材ではないということでしょうか…。

デザイナーは職業ではなく、趣味でいかしていくという方向で続けるとよいのではないでしょうか。好きなものは、きっとどこかで活かせるでしょう。人生に無駄はないからです。

私もかつては、医者を志し国立大学医学部を目指して三年間浪人しましたが、夢果たせず違う学科に進みました。大学では、小説家を目指し6年間在籍しましたが小説家はあきらめました。現実的でないことを知ったからです。最終的には教師になりました。一生懸命、教師の仕事をする中で、執筆の夢も医学の夢も不思議と活かされました。

教師在職中には学級通信という執筆(毎日のように発行)を嫌というほどやり切りました。退職後は臨床心理士となって、精神科やカウンセラーとして、心を病んでいる人たち関わる仕事をしています。つまり、やりたいことは、すべてやれるようになっています。
人生に無駄はないということを経験からも知った次第です。

せっかくのヘルパー資格を持っているのなら、その上の資格を取ったり、管理者責任資格を取ったり、ヘルパーを統括するような職種についたりするという道もあります。この業界は、需要の高い職種です。年齢的にも、ヘルパーというより責任者的立場で働けるよう努力したらどうでしょうか。

いずれにしても、転職先の仕事を真心こめて一生懸命するところから道は開けると思います。70歳まで雇用ということが議論の対象になっている時代です。それを考えると、まだ22年あります。医療系出版社の16年以上のキャリアになるのです。

今を未来のために誠実に真心こめて生きていきましょう。
回答者:臨床心理シランの室 さん 8/5
1 共感!
コメントありがとうございました。
新しい道に進もうと決意しているあなたへ。

再度、私の例で恐縮ですが50代の半ばに教師をしながら、不登校や非行の背景にある心理を深めたいという思いから、臨床心理学を学びました。仏教大学の大学院受験のため、英語と心理学の勉強に励んだ結果、運よく合格でき、通信で3年間(集中的に夏冬にスクーリング)学び卒業しました。「心の問題で悩める人の役に立ちたい」という目的で努力したことが実を結び、60歳で臨床心理士の試験に合格し、今は心理カウンセラーとしてやりがいのある日々を送らせてもらっています。

希望と努力、自らを高めようとする向上心、そしてあらゆるものから学ぼうとする謙虚な心
他者の役に立とうという善の心がある限り、何歳であれ、よき人生を歩めるものと確信しています。

私の感銘した詩を紹介します。

「青春の詩」        サムエル・ウルマン作

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ.
逞(たくま)しき意志,優れた創造力,炎ゆる情熱,怯懦(きょうだ)を却(しりぞ)ける勇猛心,
安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ.

年を重ねるだけで人は老いない.
理想を失う時に初めて老いがくる.
歳月は皮膚のしわを増すが,情熱を失う時に精神はしぼむ.
苦悶や狐疑(こぎ)や,不安,恐怖,失望,こう言うものこそ
恰(あたかも)長年月の如く人を老いさせ,精気ある魂をも芥(あくた)に帰せしめてしまう.
年は70であろうと,16であろうと,その胸中に抱き得るものは何か.
日(いわ)く,驚異への愛慕心,空にきらめく星晨(ほししん),その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰(きんぎょう) 事に処する剛毅な挑戟,小児の如く求め止まぬ探求心,人生への歓喜と興味.

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる.
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる.
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる.
大地より,神より,人より,美と喜悦,勇気と壮大,
そして偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない.
これらの霊感が絶え,悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽(おお)いつくし,
皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば 
この時にこそ人は全くに老いて神の憐みを乞う他はなくなる.
回答者:臨床心理シランの室 さん 8/8
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