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私は今同棲をしています。
その彼との向き合い方に悩んでいます。
彼は物心ついた時には、子役をやっていたそうです。
人気があったそうで、どんどん仕事が増え、本人とは裏腹に学校にまともに通えずにいたそうです。
彼は、野球が大好きで、野球選手に憧れ、普通に学校に通い、野球をしたかったそうです。
中学生になり、子役を辞めてからは野球に没頭していたそうで、仲間と一緒に高校でも野球をする事が彼の楽しみだったようですが、中学卒業を数週間後に控えた時に突然ニュージーランドへの留学を提案され、無力な彼はニュージーランドに行くことになりました。
彼は、両親からかけがえのない青春時代を奪われたことを今でも許せないようです。
また、問題はそれだけではなく、お父さんは会社経営者であまり家に居なく愛情表現など全くなかったようで、彼曰くあれほど自己中心的な人はいないそうで、母親は母親で不倫をしていたそうです。彼は母親の味を知らないとよく口にしますが、鍵っ子でいつも冷凍されたご飯を温めて食べてというような環境だったそうです。その他にも虐待のような事もされていたそうで、小柄な彼は抵抗できなかったそうです。私も話を聞いた際には何て酷い親なんだろうと正直思いました。その中で幸いだったのは、彼は友人や近所のお兄さん、ニュージーランドのホストファミリーから愛を受けたことです。
それでも彼は、血の繋がった1番近い存在である親から愛されなかった、親が裏切るのだからみんな自分を裏切るんだと涙していました。
彼が社会人になってから、お母さんが一生懸命育てたなどと口にしたようでそれをきっかけに彼がそれまで受けた仕打ちを返すようにお母さんを論破するかたちで口論になったそうです。その後そのせいでお母さんは精神を病んで病院に行ったそうです。それをあなたのせいで心をやんだから治療費を払えと言われたそうでそれから疎遠になっているそうです。
また、かれは2度の離婚を経験しています。1度目は娘を数ヶ月で亡くし、その後相手の浮気が発覚したそうです。2度目はお金のやりくりについて落とし所がつかず、彼が浮気に走ってしまい離婚しています。
彼の中で、様々な出来事が起きてしまい、今でも人を信用できない様子で、私の事も裏切るんだと思っているようです。
寄り添って、少しでも私が不足した愛を埋めたいと思うのですが、やはり私は本当の母親でもないので、彼にとってはまた違った愛と捉えるのだと思います。
もっと彼がポジティブにホッと安心して生きて行けるようにしたいです。ただこればかりは本人次第でもあるので、パートナーとしてできる事があれば教えていただきたいです。
相談者:匿名 さん 親子関係 2020 7/23

回答 2

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はじめまして 臨床心理シランの室です。

人を傷つけるのは人です。ですが癒すのも人です。
人の心を涸らすは人です。しかし、人の心を潤すのも人です。
人間を癒し、人間を潤し生命を潤すのは人間の生命です。

彼は、人間に傷つけられ、裏切られてきたのかもしれません。その結果、人間不信になり、最後は自分すら信じられなくなっているのかもしれません。

彼を癒し、彼に人間信頼の感覚を取り戻させ、否定的な物事の見方とらえ方を自己修正させ、人間らしい感情を取り戻させるには、彼が信頼できる人を持てるかどうかにかかっています。そのような存在がいれば、彼は、人を信じ、世界を信じ、自己を信じ、本来の自分を取り戻せると思います。

求められるものは、彼に対しての無条件の愛であり、受け入れです。
それができるのは、安定した心と彼に対してぶれない愛情が求められます。

あなたにそれができるかどうかです。そのためには、あなたの心が安定し、あなた自身が感情のコントロールができる人でなくてはいけません。つまり、彼より一歩高い地点にあることが求められます。

あなたができないのであれば、専門力のある心理カウンセラーに彼をゆだねることです。あるいはあなたがカウンセラーに相談するのも一つの方法だと思います。
回答者: さん 2020 7/24
貴重なコメントありがとうございます。
自分のあり方で彼が少しでも
前向きになれるならとても嬉しいです。
間接的にしか支える事はできませんが、
これからも彼が克服できるように応援していこうと思います。
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返信ありがとうございます。回答者に対して、返信をするという『礼儀正しさ』に誠実さを感じました。あなたのそうした誠実さがある限り、彼もやがて本来の自分を取り戻す日が必ずくるでしょう。

あなたの誠実な心に対して、私も真心で応えたいと思いました。

彼の根本的な課題が愛着にあるのか、親によってもたらされた心的外傷にあるのかよくわかりませんが、いずれにしても彼に対しては安心でき信頼できる存在がそばにいることが、彼が本来の自分を取り戻すという回復のためには必要と思われます。つまりあなたが、彼にとって信頼の基地、安全基地の役割を果たし続けることが鍵になります。

ほっとでき、安心できる存在、そして心から信頼できる存在…彼があなたに対してそう感じた時、彼は心の中に人知れず秘していた心の傷付き体験を語ることでしょう。
そのとき、彼の過去の体験を価値評価せず、ありのままに、心から聴くことです。それが無条件の愛であり、肯定的関心になります。(腫物に触るように対応してはいけません。それは、評価することになるからです。)
他者による受け入れ体験により、彼は過去を整理することができるようになり、やがて過去の体験を赦せるようになるでしょう。彼が、彼のみじめな過去を赦せる時、彼は回復に向かうと思います。

癒しの根本は自己治癒にあります。
例えば、身体の外傷は本人の治癒力によって治っていきますが、それは本人が何かをすることによって治っていくものではありません。それを誤解すると、早くかさぶたを取ろうとすると、また出血するようなことになります。自己治癒の自己とは自分の知らない自己であり、自分の知らないうちに作用しているところに特徴があります。これは操作することと対極にあります。
 
複雑性PTSDの場合、原因がわかっていても、症状が消えるわけではありません。そこに癒しが生じるためには、生じやすい状況を作って待つことが大切です。それが無条件の愛であり<
肯定的な関心であり、受容になります。簡単に言えば、ほっとでき安心できる存在です。あなたがその役割を担うとき、彼は回復し本来の彼を取り戻します。なぜなら、彼には自然治癒力という素晴らしい力が内在しているからです。それを信じて粘り強くぶれず関わり続けることです。


心的外傷体験(トラウマ)は、ある意味「瞬間冷凍された体験」のようなものです。冷凍されているが故に、心はその体験を過去のものとすることができず、いつまでも新鮮なままで抱えることになります。いわば「現在に生き続ける過去」として、さまざまな心理的な機能に影響を与え続けています。心的外傷を癒すということは、その凍りついた体験を解凍し、本来の認知的枠組みの中に消化吸収していくことだと考えられます。

信頼関係ができた時、彼の過去の否定的な見方、とらえ方を、他のとらえ方、見方を示唆してあげることです。出来事や物事は、必ず二つ以上の見方ができるからです。見方を変える、とらえ方の枠組みを変える…つまりフレームを変える、リフレーミング(嫌な人を反面教師としていくなど)と言います。(彼を救うために、勉強してみてください。今、あなたが学び、向上することが、彼の救済に直結していきます)

幸せで快適な出来事は心的外傷の癒し(ケア)に重要な役割を果たします。楽しく、未来が展望できるような、積極的生き方ができるようなできごとを日常生活の中で作ることが大事です。

あなたが学び、成長した分、彼を救えるはずです。あなたの純粋な心がある限り、必ず良い方向に向かうでしょう。私はあなたを応援しています。
回答者: さん 2020 7/25
さらに詳しくコメント頂きありがとうございます。
彼と少し話をした際に、少しこれまでの人との付き合い方とは違う付き合い方をしようとしていると言っていました。
また、彼は将来的にずっと一緒いる覚悟でいると言っていて、だからこそ裏切られたら怖いという気持ちもあるのだと思うので、安心できる日が来るように支えていこうと思います。
本当にありがとうございます。
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